韓国政府が企業と金融機関の円滑な外貨調達に向け銀行の先物為替ポジション限度を25%拡大する。

これに伴い、19日から韓国系銀行の先物為替ポジション限度は40%から50%に、外資系銀行支店は200%から250%にそれぞれ引き上げられる。

企画財政部、金融委員会、韓国銀行、金融監督院は19日に報道資料を通じ、「19日から韓国系銀行の先物為替ポジション限度は40%から50%に、外資系銀行支店は200%から250%にそれぞれ引き上げることに合意した」と明らかにした。

韓国政府は国内金融機関の外貨流動性は概ね良好な状況だと評価しながらも、国内の外国為替スワップ市場の場合、変動性が拡大する恐れがあると明らかにした。外国人株式資金関連需要など一時的な偏り現象が発生する可能性があるという評価だ。

これと関連し洪楠基(ホン・ナムギ)副首相兼企画財政部長官はこの日危機管理対策会議の冒頭発言で「今回の措置が外貨資金流入拡大を誘導することにより外国為替スワップ市場安定に寄与できると期待する」と明らかにした。

続けて「既存の外国為替分野の非常計画(コンティンジェンシープラン)上の細部対応措置をいつでも使えるようしっかりと準備し、必要に応じてその措置を迅速かつ断固として取っていくだろう」と話した。

一方、前日の17日にソウル外国為替市場でウォン相場は17.5ウォンのウォン安ドル高となる1ドル=1243.50ウォンで取引を終えた。10年ぶりのウォン安水準だ。


中央日報/中央日報日本語版 2020.03.18 09:21
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