2020年3月18日、韓国・聯合ニュースは、同国の放送通信審議委員会(放審委)が「北朝鮮の住民が使っているマスクは韓国製」とする、動画共有サイト「YouTube」の動画の視聴を遮断する議決をしたと報じた。

記事によると、動画は同国の脱北者団体「NK知識人連帯」の金興光(キム・フングァン)代表のYouTubeチャンネルに投稿されたという。

同国統一部からの要請を受けてこの映像を審議した放審委は、「社会的混乱を著しく生じさせる恐れがある情報」と判断したという。

これに、韓国のネットユーザーからは、「北朝鮮の住民が韓国製のマスクを使うことが社会の混乱を招くの?」「何の権利があって情報を遮断するのか」「これは言論弾圧だ」「正当な理由なく遮断するのは国民の基本的な権利を侵害する行為だ」「国民の目と口をふさごうとしている」「ついに文在寅(ムン・ジェイン)政権が独裁国家になり始めた」などと、批判の声が多く上がっている。


また、「遮断するのは何かやましいことがあるから?」「国民がマスクを買えずに苦労している時、北朝鮮にこっそりマスクを渡していたということ?そうでなければ、統一部はなぜ動画の視聴を遮断した?」と憶測も呼んでいる。(翻訳・編集/関)

https://www.recordchina.co.jp/b790860-s0-c10-d0149.html
RecordChina 2020年3月20日 16:00