0001荒波φ ★
2020/03/23(月) 09:13:10.43ID:CAP_USER■「中国からの入国者制限しなかったせいで、欧州からの入国を阻むのは納得できない」
韓国政府が新型コロナウイルス感染者の多い国から入国する人々を特別管理するのは、国民の安全のために必要な措置だ。ただし、欧州からの入国者たちに対して取った措置のように、検査費用に加えて寝食や生活費、さらには治療費まで国民の税金で支援するのは行き過ぎだという声が強い。
ほとんどの国では新型コロナウイルス危険国からの入国を完全に封鎖しており、韓国のように莫大(ばくだい)な費用を負担しない。
■全数調査に莫大な費用
このようなことが韓国だけで行われる理由は「韓国が新型コロナウイルス問題の初期に中国全土に対する入国禁止措置を取らなかったためだ」という指摘がある。韓国政府は、感染拡大初期から世界の防疫の流れとは正反対に、「蚊帳を開けて蚊をとる」ようなやり方でアプローチした。
そして、韓国政府は医療関係者や保健関係者など専門家たちが一様に「中国からの入国禁止」を要求したのにもかかわらず、これを拒否して「入国手続き強化で十分対処できる」という論理で対応してきた。
こうした延長線上で、パンデミック(世界的大流行)が顕著になった今でも入国禁止をためらっているのだ。
韓国政府がこのようなことをしている間に、韓国内の感染者は9000人に迫り、死亡者は111人に達して、韓国人の方がかえって海外から避けられる対象になってしまった。
韓国からの外国人の入国を禁止したり、入国手続きを強化したりした国は175カ国に上る。欧州だけを見てもドイツ・スペイン・フランスなど35カ国が韓国人など外国人の入国を禁止している。
慶尚南道医師会のマ・サンヒョク感染症対策委員長は「当初から入国制限・入国禁止でアプローチすべき問題なのに、そうできなかったため、韓国でも医療従事者や医療関連施設が不足しているのに加え、莫大な経済的コストをつぎ込まなければならなくなったのが実情だ」と語った。
■増える北米・南米からの感染者
問題は、現在の新型コロナウイルス感染拡大が欧州だけでは終わらないということだ。欧州に続く、もう1つの新型コロナウイルス集団感染地として浮上しつつある米国からの入国者は21日時点で3414人と、欧州よりも3倍も多い。21日時点の米国の新型コロナウイルス感染者数は2万6747人に上る。
前日まではドイツ・イランの方が米国よりも感染者が多かったが、米国は同日、中国・イタリアに次いで世界で3番目に新型コロナウイルス感染者が多い国になった。死亡者は340人と集計されている。
これだけでなく、今や新型コロナウイルス感染症は南米やアフリカなど全大陸で発生しつつある。
今後、パンデミックが収まらず感染地域が多様化する一方で、韓国政府が現行の方式にこだわるなら、財政的負担は天文学的に増える。既に国内では世界各国からの入国者の感染確定例が続々と増えている。
今月14日までは北米・南米からの入国者で感染した人は1人もいなかったが、最近1週間に新たに米国から来た入国者のうち12人が陽性だった。21日には南米のコロンビアに住んでいた新興宗教団体「新天地イエス教」の信者が入国後に陽性と判定されるケースもあった。
保健福祉部の朴凌厚(パク・ヌンフ)長官は同日、中央災難(災害)安全対策本部の記者会見で、「米国やほかの国に対しても新型コロナウイルス感染拡大動向や、国内入国者の中の感染者の発生などを綿密に監視し、必要に応じて検疫を強化する。現在の米国・カナダに必ずしも特定せず、一定の割合以上、感染者や症状のある人が多く出た場合、今の欧州に対してのように全数調査ができるか検討する」と述べた。
高麗大学予防医学科のチェ・ジェウク教授は「特定の国に対して費用を負担し始めてしまうと、ほかの国に違う対処ができなくなる。国内に居住する外国人労働者や留学生は自費で検査を受けているのに、欧州など危険地域からの入国者は門戸を開いたまま、無料で治療までするのは、公平性の点で議論になる余地がある」と語った。
2020/03/23 08:49
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