2020年4月23日、韓国・中央日報は、韓国軍の兵士が、夜間に敵と味方を識別するための暗号を無料通話・チャットアプリ「カカオトーク」で共有し、懲戒処分を受けていたことが分かったと報じた。

記事によると、同国北東部・江原道(カンウォンド)の華川(ファチョン)の陸軍部隊に所属の1等兵(20)が、軍事秘密とされているこの暗号を「カカオトーク」のグループチャットで尋ね、同期の兵士が暗号を書き込んだという。

この暗号は毎日変更されるが、外泊から戻った1等兵士が、部隊内にいなかった昼に変更された暗号を知っていたことを不審に思った軍が調査したところ、暗号共有の事実が明らかになったという。

部隊はこの1等兵士と、暗号を教えた兵士に謹慎15日の処分を下した。

国防部はこれまで全将兵に携帯電話の使用を認め、「保安事故はない」と強調してきたが、記事は、「今回の事件でセキュリティー管理体制の甘さが明らかになったのではという批判が出ている」と伝えている。

これに、韓国のネットユーザーからは、「兵士に携帯電話の使用を認めるべきではない」「軍の任務に携帯電話がなぜ必要か?」「兵士が携帯電話の所持するのは問題だ」などと批判の声が上がっている。
また、「自由放任しているとこのようなことが起こる」「国防部は腐敗している」「軍は規律と保安が何よりも重要なのに」「今の軍は烏合(うごう)の衆」などといったコメントも寄せられている。(翻訳・編集/関)

https://www.recordchina.co.jp/b800702-s0-c30-d0155.html
Record China 2020年4月25日 10:30