【ワシントン時事】米国の北朝鮮分析サイト「38ノース」は25日、最新の人工衛星画像に基づき、少なくとも21日以降、北朝鮮東部・元山の駅で、金正恩朝鮮労働党委員長専用とみられる列車が停車しているのを確認したと発表した。正恩氏をめぐっては米メディアが20日に重体説を報じたが、韓国当局などは元山に滞在し、健在との見方を示している。

 38ノースは「列車の存在は、正恩氏の居場所や健康状態を明らかにするものではない」とした上で、「(元山滞在説の)説得力は増す」と指摘した。北朝鮮は、正恩氏の姿が確認できる動静を11日の党中央委員会政治局会議出席を最後に明らかにしておらず、さまざまな臆測が飛び交っている。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020042600051&;g=int
時事ドットコム 2020年04月26日06時08分

https://i.imgur.com/VvD5PXi.jpg
23日、北朝鮮東部・元山の駅に停車する金正恩朝鮮労働党委員長専用とみられる列車(Planet/38 North提供・時事)