キム・フンギュ亜洲大中国政策研究所長=習近平主席の時代に入って中国が積極的な韓半島政策を始めた。北朝鮮は防御と攻撃をいつでも転換できる多目的カードを運用している。核兵器とミサイル保有、短距離弾道ミサイルとこれを強化していく方法だ。今年下半期の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)挑発なども予想されているが、北朝鮮が慎重になる可能性もある。トランプ大統領と習近平主席の要因で北朝鮮を抑止する力が以前より強まった。

パク・ビョングァン国家安保戦略研究院研究委員=大韓民国の位置づけと発展の方向を考慮し、北朝鮮核問題の向こう側の外交と安保を考慮する必要がある。韓中関係で北核と北朝鮮ばかりを眺めれば自縄自縛となる。習主席が訪韓すれば、ポストコロナ時代の米中対立構図の中で機械的な中立や、中国との関係を画期的に高めるというメッセージには慎重でなければいけない。それよりも新型コロナ危機を克服する過程で韓中両国が見せた協力と国民が見せた美談を相互尊重と友好増進のきっかけにするメッセージに焦点を合わせるのがよい。

昨年1月9日、北京飯店で会った北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長夫妻と中国の習近平国家主席夫婦。[中央フォト]

文興鎬(ムン・フンホ)漢陽大中国問題研究所所長=北朝鮮の生物兵器が注目される。最近、米国務省の軍縮資料は北朝鮮の生物兵器プログラム保有に言及した。西欧でウイルスの中国研究室流出説が出てくる中、北朝鮮の生物兵器には中国も強硬な立場を取る可能性が高い。文在寅(ムン・ジェイン)政権の対中国傾斜論が出ている。傾斜が事実なら、中国から何を得たのか分からない。成果もなく誤解を受ける可能性があり、対中国関係のイメージ管理が求められる。

金基正(キム・キジョン)延世大政治外交科教授=レッドラインを越えない北朝鮮の短距離ミサイル発射は、武力増強を主張する北朝鮮内の安保論者と非核化を推進する発展論者の間の政治的妥協と見られる。北朝鮮がレッドラインを越えられないよう、米朝という前輪が動かない状況では後輪の南北チャンネルを稼働しなければいけない。

キム・ジンホ檀国大政治外交科教授=新鴨緑江大橋の周辺が慌ただしい。中国側に中国税関がある。丹東の不動産価格はその一帯だけが上がった。中国がいう抗米援朝戦争参戦70周年と北朝鮮労働党創建75周年の10月10日に開通する可能性がある。中朝間の物流が画期的に増える状況がくるかもしれない。

イ・ジョンナム高麗大アジア問題研究院教授=中国は韓米朝が主導する北核議論の実効性がすでに終わったと考えている。中国が主導する4者・6者の枠組みを考えているようだ。コロナ以降、米中間の主導権が中国に傾くという見方には慎重でなければいけない。中国は体制の優越性と世界的伝播の可能性を話すが、中国の初期の情報隠蔽に対する国際社会の批判は激しい。

鄭在浩(チョン・ジェホ)ソウル大米中関係研究センター所長=金正恩委員長と習近平主席

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2020.04.29 13:37

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