米海軍は、ハワイの真珠湾基地で隔年で行われる世界最大級の国際的な海軍軍事演習RIMPAC(リムパック)2020を、今年の8月17日〜3月31日に米海軍太平洋艦隊が主催し実施する事を発表しました。

世界最大の海上軍事演習RIMPACは1971年から行われており、今年は第27回目となります。

参加国は米国の同盟国に限定されているわけではなく、環太平洋にも限定されず、各国の海軍が広く参加し、各国の海軍関係者が信頼醸成を行い、不測の衝突を避けるために行われます。前回の2018年度は6月27日から8月2日に実施、27か国の海軍が参加、各国海軍の45艦が参加する大規模なもので、世界最大の海軍軍事演習です。日本の海上自衛隊も1980年から参加しています。

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(2018年7月26日
太平洋上
RIMPAC2018に参加する各国海軍の艦船
米海軍報道専門官Dylan M. Kinee)

2020年中国の武漢から広がった「武漢ウイルス」に配慮し、RIMPAC2020は海上での演習に限定して実施の予定です。

今年のテーマは「Capable, Adaptive, Partners」。

米海軍太平洋艦隊のJohn C. Aquilino司令官は「このような困難な時代にこそ、各国の海軍が協力して重要な航路を保護し、国際海域の航行の自由を確保することが、これまで以上に重要になっています。」と語っています。

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(2020年5月2日
米海軍のグアム基地にて
米海軍太平洋艦隊のJohn C. Aquilino司令官
USS Theodore Roosevelt(CVN 71)乗組員への演説
写真:米海軍広報専門官Dartanon D. Delagarza)

尚、以下で既報の通り米海軍の太平洋艦隊では、第七艦隊の原子力空母USS Theodore Roosevelt(CVN 71)でも、武漢ウイルスの被害から乗員が回復し、戦列への復帰が進んでいます。

米空母USS Theodore Roosevelt(CVN 71)、まもなく戦列復帰へ
https://pattayaja.com/2020/05/01/10941/

米海軍太平洋艦隊のJohn C. Aquilino司令官は上記写真の通り、昨日の2020年5月2日にグアム基地で、原子力空母USS Theodore Roosevelt(CVN 71)の現場を訪れて、乗組員への演説を行いました。いよいよUSS Theodore Roosevelt(CVN 71)も戦列に復帰します。

このように米海軍は各国の海軍と協力し、各重要な航路を保護して国際海域の航行の自由を確保するために尽力しています。

日本においては、国防の問題を認識する事が必要

中国の武漢から広がっている武漢ウイルスにより、現在は日本や米国の一般市民にも甚大な被害が出ています。同時に米軍にも大きな被害が出ており、在日米軍においても高官も含めて感染者が多く出ています。しかし、このような折も中国共産党政府によるアジアへの覇権主義が止まるわけではありません。むしろ軍事的挑発は高まっており、国防においての危機を迎えています。

日本としては非常に心配される現状となっていますが、日本では多くのメディアがこのような国防の問題を大きく取り上げる事は少なく、国民で議論をする以前に、そもそも多くの日本国民は、このような問題が起きている事を知らない状況にあります。

このように、そもそも知らないからこそ議論すらもしていない事が、日本の国防においての大きな問題ではないでしょうか。
その意味で、河野防衛相が日本国民に伝えようと取り組みをしているのは、まさに今の日本に必要な取り組みです。

このような中国共産党政府の動きを牽制し、インド太平洋地域の安全を確保するために、米軍と日本の自衛隊による尽力が現在も行われています。PJA NEWSでは出来るだけ積極的に、このような問題や取り組みについても掲載しています。
(全文ソース先にて。)

https://pattayaja.com/2020/05/03/11025/
パタヤ 2020年5月3日 最終更新日時 : 2020年5月3日