(台北中央社)新型コロナウイルス感染症の影響を受け、無観客で開催している台湾プロ野球。中華職業棒球大連盟(CPBL)は5日、テレビ電話会議を行い、観客受け入れの方針を固めた。1試合につき最低200人の入場を認めることについてはすでに政府と合意に達しており、今後は1000人を上限とする方向で調整を進める。CPBLの呉志揚会長は、早ければ8日にも球場で観戦できるようになる見通しを示した。

4月中旬に世界に先駆け開幕した台湾プロ野球。国内の感染拡大の収まりを受け、観客の受け入れに向けて協議が進められている。中央感染症指揮センターの陳宗彦副指揮官は5日、これに言及。今季、公式戦が開催されている4球場のうち、規模が最小の球場でも1万1000席が設置されているとし、受け入れる観客数の上限を1000人に設定することを同センターから提案したと述べた。その一方で、チケット購入の実名制や入出場の動線管理、社会的距離の維持、各個人の衛生対策の徹底、これら4項目について各球団が実行できるか、検討する必要があるとした。

呉会長は感染予防策を強化する姿勢を見せている。具体的には、観戦予定客のリストを前日に作成し、入場時に身分を確認。観客にはマスクの着用を求め、座席と座席の間には一定の間隔を確保する。地方自治体や政府機関に、防疫専門の職員の派遣を要請する方針も示している。会議の決定を受け、各球団で計画を策定し、政府に提出するという。

8日には、楽天モンキーズ対中信兄弟戦がインターコンチネンタル(洲際)球場(台中市)で、富邦ガーディアンズ対統一ライオンズ戦が新荘球場(新北市)で予定されている。

(謝静ブン、張茗喧、許秩維/編集:楊千慧)

http://japan.cna.com.tw/news/asoc/202005050007.aspx
中央社フォーカス台湾 2020/05/05 18:07

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