今まで私に提起された問題について、国民に説明させていただくためこの場に立ちました。

26日、また一人の被害者のおばあさんが亡くなりました。
この30年間、みなさんの応援を支えに、病魔と苦しみながら全世界を回って残酷な被害を証言しながらも、加害国日本政府の公式謝罪も受けられずに亡くなった日本軍「慰安婦」被害者の方々の御霊に深く敬意を評します。
挺対協の30年は、被害者お婆さんたちと国民の皆さん、世界の市民が共に行動したから可能でした。
信じ任せてくださったすべての方に深い傷や心配をおかけした点を心からお詫びいたします。

過去7日、イ・ヨンスさんの記者会見の後に吹き付ける質問と疑惑提起、時には悪意歪曲に対してより迅速に事実関係を説明しなかった点も心から申し訳ありません。
30年間の平坦でなかった挺対協運動の過程で、おばあさんたちと共感できていなかった点や、
一刻も早く一人でも多く被害者の方々の生きておられる間に名誉を回復して差し上げたいという焦りのために早まってしまった私の過去の行動がなかったか再確認しています。
30年の多くの事実を再調査することは想像以上に簡単ではありません。私の立場表明を待たれていた国民の皆さんにもう一度謝罪します。

これからは国民の皆さんが気になる事項について申し上げます。
ただし、検察の調査を控えていて、細かい内容をすべて伝えることができないことをあらかじめご了承ください。

まず、「募金したお金をおばあちゃんに使わない。配布していない」という指摘に対して申し上げます。
挺対協は、これまで全体の被害者を支援するための募金を三回行いました。
1992年の運動の開始段階で、被害者の生活があまりにも困難だったため、国民による募金が行われ、その募金額は当時申告した被害者に均等に250万ウォンずつ分けました。
第二は、日本政府が法的賠償ではなく、民間慰労金の募金を通じたアジアの女性の平和国民基金を造成、被害者に見舞金を支給するとしたときに、これにおばあさんと一緒に積極的に反対しており、
市民の募金に加え、韓国政府がアジア女性国民基金に相当する助成金約4千3百万ウォンを渡しました。
第三に、2015韓日合意を無効にして正義によって解決するために、国民の募金を推進し、10億円を拒否するおばあさんたちに募金額1億ウォンを渡しました。
ジョンウイヨンはすでに5月8日に2017年の国民募金した1億ウォンを受領した領収書と、1992年当時の募金額を伝えた領収書を公開しています。

イ・ヨンスさんのいくつかの指摘は尊重しますが、「被害者への現金支援を目的として募金したのにお金を渡さなかった」という主張は事実ではありません。
基本的には挺対協は日本軍慰安婦問題解決のため、日本政府に1.歴史的事実を認め、2.真実究明、3.公式謝罪、4.法的賠償、5.歴史教科書に記録して教育、6.追悼碑と史料館建設、7.責任者の処罰を要求して活動しています。
それを実現するために、挺対協は生存者福祉活動などの問題を解決するための多方面の活動を公にしてきました。
これらの活動のすべてがおばあさんの名誉と人権回復のための長期的支援と思って活動してきました。
もちろん、今でも毎月の犠牲者の訪問、電話、生活に必要な支援などをしていて、おばあさんたちが居住する地域にも一緒にサポートしている組織があります。
一方、おばあさんに対する生活費支援などの福祉事業の場合、すでに30年以上前から挺対協主導の立法運動で、1993年の「日本軍慰安婦被害者の生活安定支援と記念事業支援法」が制定され、国と地方自治体で実施しています。
したがって、なぜ寄付をすべておばあさんに配布していないかという非難は、これまでの成果と挺対協の活動の方向性を理解していない側面があります。
どうぞ30年間の運動の歴史を幅広く理解していただければ幸いです。