ドナルド・トランプ米大統領が主要7か国(G7)首脳会議への韓国の合流を希望する中、マイク・ポンペオ米国務長官も中国の軍事的脅威に対応する同盟パートナーとして韓国に言及した。

ポンペオ長官は先月31日(現地時間)、米FOXニュースとのインタビューで、中国の軍事力増強について「中国共産党の軍事的発展は現実」だとして「習近平主席はその軍事的能力を増強することに没頭している」と述べた。

さらに「トランプ政権で国防総省と軍、国家安全保障機関は米国の国民を保護することができ、インド、オーストラリア、韓国、日本、ブラジル、欧州など全世界のわが同盟たちと良いパートナーになる状態を維持するだろうという点を確信している」と述べた。

また「これらの国々と良いパートナーとなることができ、次の世紀も引き続き米国で享受する自由を手本とした西側(主導)の世紀となることを保障することができる」と述べた。

ポンペオ長官がこの日言及した国のうち韓国、インド、オーストラリアは、前日にトランプ大統領がG7首脳会議に招待したいと述べた国だ。

トランプ大統領の発言について、ホワイトハウスのアリサ・ファラー戦略広報局長は「中国に関する未来の問題を話し合うために、伝統的同盟国を呼び集めるものだ」と述べた。

一方、ポンペオ長官はこの日のインタビューで、習近平国家主席を「総書記(General Secretary)」と呼んだ。米国はこれまで習主席を「大統領(President)」と呼んでいた。しかし先月20日、ホワイトハウスが作成した国家報告書「対中国戦略報告書」では総書記と表現した。

これに関しては、このところ香港保安法などによって米中の摩擦が激化する状況で、共産主義国家である中国が自由民主主義国家の米国の対角の位置にあるという点を強調するためとの分析が示されている。


2020/06/01 20:15
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