http://news.imaeil.com/inc/photos/2020/06/03/2020060318165283782_l.jpg
▲エミール・タケ、フォーリー神父.毎日新聞DB

112年前の1908年、済州島(チェジュド)が世界唯一の王桜自生地であることを初めて明らかにしたエミール・タケ神父(1873-1952)の植物標本展示会が去る5月29日から大邱(テグ)泛魚(ポモ)大聖堂のギャラリーで開かれている。

エミール・タケ植物研究所主催で、国立樹木園・ソウル大学農業生命科学大学スウ植物標本館が共同主催した。この展示会ではタケ神父が採集した植物標本47点を展示している。

タケ神父は漢拏山(ハルラサン)王桜自生地を世界で初めて発見し、クリスマスツリー用の木として有名な韓国産チョウセンシラベ(モミの一種)をやはり一番最初にヨーロッパに知らせた他にも済州島など韓国で1万点以上の植物を採集した。
その中で我が国の植物分類学の先駆者であるイ・チャンボク博士(1919-2013)が保有してきたものなどを今回展示する。

この展示会ではタケ神父同様、パリ外国宣教会の先輩宣教師であり、やはり植物採集に力を注いだフォーリー神父(1847-1915)も紹介する。二人は1900年代初めから共に済州島漢拏山や西帰浦(ソギポ)一帯などをまわって多様な植物標本を採集した。

フォーリー神父は本来、日本で司牧しながら日本全域を縫った伝説的植物採集家として知られている。当時、日本と韓国はもちろん台湾、ハワイなどをまわって植物標本採集にまい進した。

すなわち、二人は東アジアに来た天主教神父であり、東アジアの植物生態を世界に知らせた植物学者であった。そのため、二人が韓国で採集した植物標本はかなりになる。ところが、その多数が現在、韓国でなく日本にある。

エミール・タケ植物研究所理事長チョン・ホンギュ神父は「フォーリー神父が韓国で採集した植物標本5千点余りが日本京都大学に積まれている。タケ神父の植物標本多数も東京大学にある。今回の展示会を契機に取り戻すために努力する」と明らかにした。

チョン・ホンギュ理事長は「初めはタケ神父が済州島から持ってきて天主教大邱大教区庁に植えた王桜を契機に、タケ神父の我が国の植物採集業績に光を当てた。引き続きタケ神父に協力したフォーリー神父の業績も調べながら、二人が我が国で採集した植物標本の還収必要性も切実に感じた」と理由を説明した。

合わせてチョン・ホンギュ理事長は「今回の展示会を契機にこれまで日本式学名をそのまま使ってきた我が国の王桜の学名の改名にも力を加える」と明らかにした。(記者注:現在の王桜の学名「ケラスス・ヌディフローラ」と日本は関係ないため、ソメイヨシノの学名「プルヌス・エドエンシス」のエドの部分かと思われる)

http://news.imaeil.com/inc/photos/2020/06/03/2020060318172655727_l.jpg
▲天主教大邱大教区庁内テゴン館の前の王桜.毎日新聞DB

ファン・ヒジン記者

ソース:韓国毎日新聞(韓国語)"外国人新婦採集植物標本多数日本に…取り戻さなければ"
http://news.imaeil.com/Religion/2020060318174581050

関連スレ:【韓国】 王桜の故郷は済州!なぜ、学名に日本人の名前が? =東亜日報・子供ニュース[03/31]2017
https://mint.5ch.net/test/read.cgi/news4plus/1490938672/