┃ボルトン回顧録に触れて日本を強烈に非難

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▲ アメリカのトランプ大統領と握手を交わす日本の安倍晋三首相(2019年8月25日)
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┃ユ・ミョンフィのWTO事務総長出馬を牽制する日本に大統領府が警告メッセージ

青瓦台(大統領府)は、主要7か国(G7)首脳会議を拡大して韓国の参加を勧めていたアメリカのドナルド・トランプ大統領の構想に対し、日本政府が反対の意思を伝えたという報道について、「沒廉恥(破廉恥)だ」と強烈に批判した。青瓦台の高位関係者は29日、ソウル新聞との電話で、「隣国に害を及ぼすことに精通した日本の、誤ちを認めたり反省しない一貫した態度に驚くこともない。没廉恥水準は全世界で最高水準(トップレベル)だ」と話した。

彼は、「現政府が始まって以降、韓半島(朝鮮半島)の平和プロセスに対する日本の露骨な妨害は、ジョン・ボルトン(元ホワイトハウス国家安保)補佐官の回顧録に出ていることが全てだ」としながら、「解放以降、我々は一度たりとも日本に害を及ぼしたことがない一方、日本は絶えず牽制と妨害を繰り返していて今回も同様だ」と明らかにした。ただし、「国際社会、特に先進国はこの点を十分に認知しているため、(韓国のG7参加構想に)大きな影響はないと見ている」と話した。

日本の共同通信は前日、日本政府が「北朝鮮や中国に対する韓国の姿勢がG7と異なる」と懸念を示し、G7の枠組みを維持すべきという意思をアメリカに伝えたと報道した。日本が『G7の拡大および韓国の参加』に反対しているだけではなく、ユ・ミョンフィ産業通商資源部通商交渉本部長の世界貿易機関(WTO)事務総長の出馬に牽制の兆しを見せたことで、青瓦台が警告メッセージを送ったものと解釈される。

一方、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は青瓦台首席・補佐官会議で、「コロナ19による国民の経済的苦痛を、国会がこれ以上目を背けないこと信じる」とし、「第3次補正(補正予算)を切実に求める国民と企業の切実な要求に対し、国会が答えることをを改めて懇願する」と述べた。

イム・イルヨン記者

ソース:ソウル新聞(韓国語)
https://www.seoul.co.kr/news/newsView.php?id=20200630002015