コロナ禍で半導体需要増の波に乗る日本の半導体部材株、高シェア強み
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-07-29/QDSLY4T1UM1301

新型コロナウイルスの感染対策としてデジタルトランスフォーメーション(DX)化や在宅勤務の定着が見込まれ、通信インフラへの設備投資加速が半導体関連産業の事業環境を明るく照らしている。
「ウィズコロナ」を手がかりとした投資家の物色が世界で圧倒的なシェアを誇る日本の半導体材料株に波及している。

半導体のニッチな材料の多くでは日本企業だけで世界のトップシェアを占め、ほぼ100%という材料もある。

シェアが高いと利益も出やすい。ゴールドマン・サックス証券のアナリスト池田篤氏らは、トラックレコードが非常に重視される半導体材料は、一般的に量産ラインで一度採用されると他の材料に切り替えられることはまれだと説明。
高い参入障壁を背景に国内の半導体材料メーカーの事業利益率は高く、「半導体市場の成長期待もあって電子材料系企業に対する市場の注目度は一段と高まる」と同氏らは予想する。