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▲マンファ歴史書『義兵長ヒスン』の一場面.
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▲左『独立革命家キム・ウォンボン』中『アリラン』右『義兵長ヒスン』
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▲歴史マンファ『35年』

「覚えおいて欲しい、私たちがお前たちを守るために戦ったことを…。(『義兵長ヒスン』から)」
「自由と独立は私たちの力と血で得られるものであって、決して他人の力で勝ち取るのではない。(『独立革命家キム・ウォンボン』から)」

今年、光復75周年をむかえて抗日独立運動の先頭に立った人物をマンファで再現した新刊が相次いで発売されている。日帝強制占領期間、苛酷な中でも後代のために命をかけて闘争した烈士の犠牲をどんな形式であっても長く記憶しようという意図からだ。

「義兵長ヒスン」は朝鮮初で唯一の女性義兵長だった尹熙順(ユン・ヒスン)の人生を描いたマンファ歴史書だ。2018年、tvNで放映されたドラマ「ミスター・サンシャイン」の女主人公、コ・エシンの様に儒学者の家に生まれたが、銃を取って民族解放のために家の外に出て行った女性だ。

ユン・ヒスンは漢陽のソンビ尹翼商(ユン・ヒサン)の娘に生まれ、江原道春川の高興(コフン)ユ氏家の嫁になったが、1895年乙未事変と断髪令施行で家の男性たちが義兵に参加するとすぐに「妻でもじっとしていてはいけない」と抗日運動に直接出る。その後、軍資金募集、弾薬製造などをして銃を取り間島(カンド)に発つ。

キム・チョンイン春川(チュンチョン)教大教授は推薦のことばで「独立運動史は男性独占の歴史ではない。義兵闘争の歴史にも看護と食事を引き受け、時には銃を取った女性たちがいた」と話した。

『独立革命家キム・ウォンボン』は義烈団、朝鮮義勇隊などを作って国内外で無政府主義的闘争を行った独立闘士、金元鳳(キム・ウォンボン)の人生をマンファで復元した本だ。分断後も続いた理念葛藤の中で依然としてちゃんと照明を受けられずにいる人物だが、彼が抗日闘争のために花火の様な生活を送った事実は変わらない。(記者注:後に北朝鮮に渡り高位についており、韓国の立場からは敵であるが、最近、文在寅大統領は、金元鳳を「韓国軍のルーツ」と肯定的に評価した。これを『理念葛藤』と表現していると考えられる)

当時、日帝が掲げたキム・ウォンボンの懸賞金が100万ウォンで、金九(キム・グ)の60万ウォンより高かった事実はキム・ウォンボンがそれだけ強力に抗日闘争をした証拠だ。『カクシタル』『居候』等、国内マンファ界を代表するホ・ヨンマンは本の頭に「祖国光復に全身を投げた義烈団員にこのマンファを捧げる」と書いた。

米国作家ニム・ウェールズが「7年間東方にいて会った中で最も魅力的な人の1人だった」と挙げた独立活動家キム・サンドの歴史マンファがパク・コヌンの手を通じて生まれ変わった。マンファは原作『アリラン』の文学性をそのまま生かしながらもマンファで核心をつく方式でターゲット読者層を広げた。

また、歴史マンファ家パク・シベクは日帝強制占領期間を扱った『35年』シリーズを7年ぶりに出版した。パク氏は「長い間、一身でなく国のためにあらゆる事をした先祖の労苦を多くの人に知らせたかった。後代である私たちが記憶さえしなかったら、彼らの人生がとても虚しくはないか。」と話した。

『35年』は日本に強制併合された1910年から1945年の解放まで日帝強制占領期間の私たちの歴史を扱う。一部では恥辱の歴史で無視しようとするが、パク氏の考えはそうではない。民族がこん身の働きをして闘争した歴史で、その底力のおかげで今日の私たちが享受する民主共和国が誕生した、とパク氏は強調した。

パク氏は「先祖の闘争をできるだけ多く知らせようとして見たらマンファ的面白味が落ちたのは事実」としながらも「依然としてさらに多く表わすことが出来なかった物足りなさがある」と話した。

/チョン・ヨンヒョン記者

記者注:記事中に日本のマンガが出てこないので、すべて韓国語のマンファで統一した。

ソース:ソウル経済(韓国語)抗日闘争の歴史、マンファにも記憶する
出処:https://www.sedaily.com/NewsVIew/1Z6N1CM4ZZ