トランプ米大統領が自国の新型コロナウイルス感染症への対応を擁護し、韓国にまた言及した。

トランプ大統領は19日(現地時間)、ホワイトハウスで会見し、「連邦政府の介入で新規感染者が先週減少し、44歳以下の死亡率も2.7%にとどまった」と述べた。続いて「ニュージーランドと韓国で大規模な感染者発生があり、米国の死亡率は欧州より低い」と他国の拡大状況に言及した。

トランプ大統領は韓国について「みんな韓国がうまくやっているのを見てきた」とし「しかし彼らに非常に大規模な感染があった」と伝えた。また「彼らは問題をうまく解決するだろう」とし「我々は警戒心を持ち、最もリスクが大きい人たちは特に気をつけなければいけない」と強調した。

ホワイトハウス担当記者らはその間、米国の新型コロナ対応問題を指摘しながら韓国などの事例に言及してきた。このような比較に対し、トランプ大統領は激しく反応したり、自らを意識するような発言をしてきた。

この過程で韓国の統計の信憑性を疑うような発言も見られた。今月3日に放送された「アクシオス・オン・HBO」ののインタビューで、トランプ大統領は「韓国やドイツなどに比べて人口比の死亡率がはるかに深刻だ」という質問を受けると、「それは分からない。彼らは急増傾向を見せている」と答えた。インタビューの時期は現地時間の先月28日で韓国時間では29日だ。当時、韓国の新規感染者数は18人だった。

続いて記者が「韓国が統計をねつ造したということか」と問い返すと、「詳しくは話さない。なぜならその国(韓国)と良い関係を持っているため」とうやむやにした。

米国の検査件数が多いため他国より感染者が多いという主張もした。4月にホワイトハウスで開かれた中小企業支援関連行事では、記者から「米国の感染者数が100万人を超えた」という質問を受けると、韓国の話をした。トランプ大統領は「我々はすべての国を合わせたものより多くの検査をした」とし「みんな韓国について話すが、私は文在寅(ムン・ジェイン)大統領と仲が良い。彼は米国がどれほど多くの検査をしてきたかを話すことができる。彼は私に(そのように)話した」と答えた。

中央日報日本語版 8/20(木) 14:53
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