地下鉄駅長、警察など無差別に感染 
裁判官、清掃労働者、大企業の社員など 
場所と時を選ばず伝染続出 

同窓会など、休暇シーズンの伝播相次ぐ 
学校も非常事態…849校が閉鎖で「過去最多」 
 

感染経路不明患者、2週間で353人 
「サラン第一教会」発、19カ所でさらに伝播 

疫学調査中なのに168カ所にのぼり 
チョン・ウンギョン防対本本部長 
「どこも安全ではない…週末に抑制できなければレベル3検討」


「全国どこでも、どの空間でも、誰でも新型コロナにさらされる危険な状況です」

中央防疫対策本部(防対本)のチョン・ウンギョン本部長は21日、定例ブリーフィングで
「これまで防疫当局が疫学調査、検査、隔離措置で流行を統制してきたが、
現在の流行規模と拡散速度は防疫措置だけでは抑制するのに限界がある」とし、人との接触を減らさなければならないと訴えた。

この日も現職判事や警察、大手企業の社員など、予期せぬところで感染事例が相次いだ。
拡散を主導している教会だけでなく、レストランやカフェ、休養地など日常生活と密接にかかわる空間も安心できない状況だ。

防疫当局は今週末の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡散の勢いを見ながら、現在進めている「ソーシャル・ディスタンシング」レベル2の効果が現れなければ、
レベル3への引き上げを検討する方針だ。

この日0時現在のCOVID-19感染者は、前日より324人増えた。一日の新規確定感染者が300人台を記録したのは、
新天地イエス教会に端を発する集団感染が猛威を振るった今年3月以降初めて。

特にこの日、すべての市・道で感染者が出たことから、全国的な大流行が目前に迫った。

首都圏以外に忠清南道で11人の感染者が発生し、江原道9人、釜山(プサン)8人、大田(テジョン)・慶尚北道・全羅南道でも6人が確認された。

非首都圏だけで新規感染者が71人も出て、首都圏を中心に拡散した今回の流行初期とも違う様相を見せる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0358e02a8970921954329e0dbc035c00220b43e8