※非常に長いですので、全文終了まではコメントをお控えください

安田浩一さん講演録

<ああいう人を見ると素通りができない>
安田浩一と申します。よろしくお願い申し上げます。汗びっしょりなんですよ。今日は汗かかないようにゆっくり歩いてきたんだけど、入口にいた人たち(レイシストたち)を皆さんご覧になったでしょ。僕はああいう人を見ると素通りができない性格なんですよ。立ち止まって1時間でもお付き合いするのが私の流儀なんです。勿論取材目的ということもあるんですが。討論するつもりはないんですよ。よく「ジャーナリストなんだから話をよく聞け」とか、「対話しろ」と言われるんだけど、必要があれば対話も討論もするんだけど、僕はあの人たちとは討論するつもりは全くないです。では、僕は何しに行っているかというと、叱るためにいくんですね。叱りつけるためだけに僕はあの人たちの前に立つ。議論とか討論は散々やってきましたんで。僕は。抗議と称した妨害行為に関しては絶対看過することはできないので、きちんと立ち止まる。きちんと大声をあげる。それをしてきたもんですからすでに汗かいちゃった。

すでに一仕事した感じで汗かいてます。本当はお話する前に30分くらい準備してきたノートを見ながら頭の中で今日話すことを考えて、組み立てたりするんですけど、興奮しているもんですから、ポーンと抜けてしまってます。

が、せっかくの機会ですからあの人たちが何故今日ここに来ているのか、その意味は何なのかを、しかしそれはあの人たちだけの問題ではないということも、キチンとお伝えしようと思います。ちなみに、会話したところ彼たち、1時から別な場所にいくと言ってました。今愛知の大村知事のリコール運動とかがあって、ダメな人たちがいて、その人たちとリコール運動するということのようで、引き上げました。

<今どきハーケン・クロイツの旗を掲げて運動するような人間に抗議されるような集会は、絶対的に正しい>

いろんな人がいるということで、差別の問題、労働運動の問題、人権の問題ということで、関西生コンのことについて話すということで、これだけの集まりはあまりないです。東京でもこれだけの人があつまるということは、あまりないですよね。組織的な動員ではあるけれども、日曜日の暑い中でこうしておいでくださる方がこんなにいらっしゃるということは、愛知県の方々、近県の方々に心から感謝申し上げたいです。

彼らが何を言っているのか、「関西生コン許せない」と言っている。なぜかというと「威力業務妨害やっている。ストライキと称して経済活動をストップさせたから。」「悪いことをしているから。犯罪行為に加担しているから、実際警察につかまっているじゃない」「そしてお前はその味方をするからだ」という形で私に詰めよってきたわけです。

それで私は「犯罪だと思っていないから」「全く正しい運動をしていると思っているし、間違っているのは警察だし、そしてあなた方ですよ」ということ話ました。

今日の話した一派のひとたちがどんな人たちかというと中心は瀬戸弘幸さんという人です。ずっとマイク持ってしゃべってました。僕は何度かあったことあるんだけれども。こういう方です。写真をプロジェクターに出しますね。ハーケン・クロイツをバックにマイクに向かってお話されています。これは「国家社会主義同盟」というグループで、若いころはこうした運動に参加しておられて、今でもヒトラーの誕生日をお祝いする会やろうとして新聞に載ったりしていますけれども。この人が今日中心になって妨害活動を、抗議行動と称する妨害行動をやるということになったわけですね。最初に申しますけれども、いまどきハーケン・クロイツの旗を掲げて運動するような人間に抗議されるような集会は、絶対的に正しいということは間違いありませんね。

(続く)

2020.8.30   13:30〜16:30

主催:関西生コン労組つぶしの弾圧を許さない東海の会 @労働会館東館ホール

参加者 ZOOM参加を含め約100名
レイバーネット 09/01 12:00配信
http://www.labornetjp.org/news/2020/0830yasuda