ネスレ、中国本土の飲料水事業から全面撤退
ブランド使用権と工場を青島ビールに売却

財新 Biz&Tech
2020/09/14 5:55

スイス食品大手のネスレは8月28日、中国本土の飲料水事業をビール大手の青島啤酒集団(青島ビール)に売却すると発表した。なお、売却金額については公表していない。

今回売却するのは飲料水のグローバル・ブランド「ネスレ・ピュアライフ」の中国本土での独占使用権、中国市場向けブランド「大山」と「雲南山泉」の所有権、および上海市、天津市、雲南省昆明市にある3つの生産子会社の全株式だ。これは、一部の高級ミネラルウォーターの輸入販売を除いてネスレが中国本土の飲料水事業から全面撤退することを意味する。

青島ビールによれば、買収は同社側から提案し、ネスレがそれを受け入れた。近年、青島ビールは炭酸水、ミネラルウォーター、健康飲料などヘルシーさを前面に出したノンアルコール飲料の展開に力を入れており、ネスレの飲料水事業の買収を通じて同分野のさらなる発展を目指すという。



飲料水事業のグローバルな再編の一環
     ===== 後略 =====
全文は下記URLで
https://toyokeizai.net/articles/amp/373484?display=b&;amp_event=read-body
(財新記者:劉沛林、沈欣悦)
※原文の配信は8月29日