日々勉強!結果に責任!」「国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条とする参議院議員赤池まさあき(自民党・比例代表全国区)です。

 9月20日(日)、菅総理が外交活動を開始しました。日豪、日米の首脳同士による電話会談に臨みました。

日米は同盟関係で、日豪は特別な戦略的パートナー、米豪は同盟関係にあります。三国は太平洋を囲み、中共の軍事力強化と海洋浸出、一方的な現状変更の試み、台湾への軍事的圧力強化に対して、鶴翼の陣を張るように封じ込めるという地政学的な意味を持ちます。今回の菅外交の第一歩は、安倍路線を継承して、中共包囲網の強化となります。そして、コロナ禍の収束も見越して、医療強力や経済再生という安倍前総理が提唱した「自由で開かれたインド太平洋」の実現を首脳同士で確認したとのことです。

菅総理からは、両首脳に対して、北朝鮮による拉致問題の早期解決に向けて、米豪の引き続きの協力を求めと言います。

トランプ大統領からは、「必要があれば24時間いつでも連絡して欲しい」とのことですから、11月の米国大統領選に向けて、必死ということなのでしょう。

●9月末の概算要求に向けて、自民党内で議論

9月末までに来年度予算案の概算要求があります。その一方、弾道ミサイル防衛のための陸上イージスの配備が中断となり、代替案の早急な方針決定と、年末までにミサイル防衛のため、敵基地等攻撃能力にどこまで踏み込むのか、岸防衛大臣の下で新たな方針を出すことになっています。

我が国を取り巻く大変厳しい安全保障関係の中で、日米豪の連携強化は中共包囲網の構築強化となり、大変重要で、菅外交の第一歩をそこから始めた意義は、大きいと思います。

連休明けの9月24日(木)からは、自民党本部において、月末に向けて、議論が始まります。また、私が代表世話人を務める保守団結の会でも、勉強会を開催する予定です。しっかり議論して、政府に対応を求めていきたいと思います。

 外務省がまとめた両首脳との電話会談の概要は以下です。

スコット・モリソン・オーストラリア連邦首相との電話会談

https://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/ocn/au/page6_000431.html

ドナルド・トランプ米国大統領との電話会談

https://www.mofa.go.jp/mofaj/na/na1/us/page6_000432.html

BLOGOS 赤池 まさあき 参・自民/党広報本部長代理 2020年09月21日 11:33
https://blogos.com/article/486021/

https://i.imgur.com/bMgiW41.jpg
自由で開かれたインド太平洋(出所:外務省)