中国の王毅国務委員兼外相が来月に韓国を訪問する日程を調整中であることが27日までに確認された。外交消息筋によると、王毅外相は日本の菅義偉首相と会うため来月に日本を訪れ、合わせて韓国も訪問する案が推進されている。

韓国外交部関係者はこの日「王毅外相の10月訪韓日程は現在まで確定していない」と話した。その上で「楊潔チ中国共産党政治局員の8月の訪韓後も韓中間の高官級対面疎通の必要性は引き続き提起されてきた。ただ双方に適合した時期を探すのが問題」と話した。

ポンペオ米国務長官が来月上旬に訪韓した直後に続けて王毅外相が訪韓する場合、韓国は米中両国から同時に圧迫を受ける様相となるので負担になるという意味と読み取れる。

NHKはこの日、「王毅外相が早ければ来月に訪日し、茂木敏充外相と会談する方向で中国側と調整に入った、菅首相との会談も調整されている」と報道した。

王毅外相の10月訪韓が実現する場合、昨年12月から10カ月ぶりとなる。先月21日に楊潔チ外交担当政治局員が釜山(プサン)を訪問し徐薫(ソ・フン)国家安保室長と会談してから2カ月もたたずに王毅外相が訪韓することになる。

王毅外相が訪韓する場合、11月の韓日中首脳会議調整だけでなく、新型コロナウイルスで延期された習近平中国国家主席の訪韓日程も再び調整する可能性が大きい。

王毅外相の訪韓は来月上旬ポンペオ米国務長官の訪韓日程が公開された直後に推進されて目を引く。ポンペオ長官は10月7日ごろに韓国を訪れ2日間滞在した後に日本に向かうという。

ポンペオ長官は今回の歴訪で米国、日本、インド、オーストラリアの4カ国安全保障協議体(QUAD)を協議するという。韓国に向けても5Gネットワークと半導体など先端技術分野で「反中戦線」への参加を圧迫する一方、韓日米安保協力から離脱しないよう警告する可能性もある。

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