ちなみに、動力炉と、発電炉とは大きく異なる。
 概要を示すと、
1 発電炉は一定出力での運転が基本だが、動力炉の場合、大きな出力変動(短時間で最大・最小出力までアップ・ダウンする、など)が頻繁に起きる。これは、熱応力の発生や、それによる応力腐食の増大などの要因となる。
2 艦の動揺にともない原子炉の運転状況が変化する。例えば、冷却液面が大きく移動するので燃料棒の冷却効率が悪化する場合が出て来る。
3 すぐ近くにタービンだの減速機だのプロペラだのの回転機が設置される事が多いので、それらによる振動が冷却配管の系統や艦体との固定装置などに伝わり、共振脱落などの危険が増大する。
というような、特別なリスクを持っている。
 
舶用原子炉の経験が無い韓国は、どうやってこれらを克服するのだろうか?