●ネトサポが広告代理店の指令で、辛坊、甘利、下村、高橋とともにばら撒いた5つのデマ●

(デマ1)学術会議は、答申も勧告も出してない。

諮問がないのに「答申」なんて出来ないし、ましてや「勧告」なんて上から目線のことやったら
政府から何されるか分からない。
学術会議の活動は、提言と報告です。無給で会議出席の手当と旅費だけでこれだけやっています。

日本学術会議の提言
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/division-15.html
日本学術会議の報告
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/division-16.html

(デマ2)学術会議の会員は現在の会員が後任を推薦している。選挙じゃないのはおかしい

これはwikiの日本学術会議の項に書いてありますね。昔は選挙だったのに苦言を呈したのは政府。
それで、世界のアカデミーで主流のコ・オプテーション方式に落ち着いた。
それなのに、それが気に食わないって、何なの?
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当初、会員選出は自由立候補制によって研究者が登録し選挙を行う方式であったが、
自由選挙が政権に批判的な会員を生むとみなされ、1984年に各分野の学会会員の選挙で
会員を決める方式に変わった。
その後も学術会議に対する圧力が続く中、2005年からコ・オプテーション方式が採用された。
こうした経緯を、天文学者の海部宣男は「科学者の民主的な活動をつぶそうという政権と
の長いせめぎあいの中で学術会議が次第に追い込まれてきた歴史」と指摘している[20]。
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(デマ3)学術会員は年金をもらえる。
(デマ4)外国では、学術会議のような組織はほとんど民間組織

これらは、大西元会長が東京新聞に寄稿しています。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/60373
(以下抜粋)
・身分は非常勤国家公務員で、会議出席の際に旅費や手当は支給されるが、
会長を含めて給料や年金とは無縁である。
・学術会議のような組織は先進国、途上国を問わず世界のほとんどの国にある。
設置形態はさまざまだが、共通しているのは国からの資金で活動し、成果が公にされ、
国民の共有財産となっていることである。

(デマ5)学術会議が中国の「千人計画」に協力している

BuZZFeedの取材に対し、事務局は、予算の関係で中国はおろか海外との研究は行われてないと答えた。
https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/thousand-talents-plan

【以下抜粋】
日本学術会議と中国の関係についていえば、中国科学技術協会との間に2015年に「協力覚書」
を結んでいる。
(中略)
学術会議との協定では、会議やセミナーなどを通じた「情報交換」や、研究者間の交流、
共同ワーク ショップやセミナーの開催などの取り組みを進めていくことなどの取り決めを
交わしている。
しかし、事務局によると「実際の事業は覚書が結ばれて以降、行われていないのが実態です」と語った。
そもそも学術会議の予算面の問題から、国際的な研究プロジェクトなどを実施することは、
中国以外の国ともできていないという。
つまり、軍事研究や千人計画以前に、学術会議として他国との間で「研究(計画)に協力」
しているという事実がない、ということだ。