【北京時事】中国の習近平国家主席は13日、南部の広東省で、上陸作戦を担当する海軍陸戦隊(海兵隊)を視察し、実戦能力の向上を急ぐよう指示した。陸戦隊は中国が領有権を主張する沖縄県・尖閣諸島や台湾への上陸を想定しているとみられ、日本や台湾の蔡英文政権をけん制した形だ。国営中央テレビが伝えた。

 習氏は、上陸訓練の映像を見た後、幹部を前に演説し、「海軍陸戦隊は水陸両用の精鋭だ。国家の主権や領土、海洋権益を維持する重要な職責を担っている。作戦能力の向上を急げ」と指示した。

時事ドットコム 2020年10月13日21時01分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020101300999&;g=int