中国の国営テレビは、台湾のスパイとされる人物が活動内容などを告白する番組を3日連続で放送し、台湾の独立勢力の活動が活発になっていると宣伝することで、アメリカとの関係を強めている台湾の蔡英文政権をけん制するねらいがあるとみられます。

国営の中国中央テレビは、夜の番組で、中国の情報機関が数百件の台湾のスパイ事件を摘発したとする内容を今月11日から3日連続で放送しました。

番組には連日、摘発された台湾のスパイとされる人物が活動内容や反省のことばを告白する形で登場し、このうち1人の男性は去年8月、香港での抗議活動に参加し、台湾の連帯を示すビラを配布したとしています。

男性はその翌日、隣接する広東省深※センに移動し、現地に集結していた中国の武装警察をスマートフォンで撮影して台湾側に情報を流したとされています。

番組ではこのほかに、台湾のスパイが海外を拠点に「中国脅威論」を広めたり、学術交流の形で中国側から情報を収集したりしていたなどと伝えました。

中国としては、台湾の独立勢力の活動が活発になっていると宣伝することで、このところ、アメリカとの関係を強めている蔡英文政権をけん制するねらいがあるとみられます。

台湾当局は「悪意のある政治的なでっち上げだ。台湾の人にぬれぎぬを着せるのを直ちにやめるべきだ」と非難しています。

※土へんに川

NHKニュース 2020年10月14日 6時38分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201014/k10012662221000.html?utm_int=news-new_contents_latest_001

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