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今ほど証券市場が一般的でなかった時代、安定株主になってもらうことを期待して
仕事の取引先や有力者に未公開株を譲渡するのは、どの企業もやっている証券業界の常識だった。

元大和証券会長・千野宣時氏
「企業が、初めて店頭や東証二部などに上場する時に、付き合いのある人、知人、社会的に信用のある人々に
公開前の株を持ってもらうのは当たり前のことで、どの企業もがやっている証券業界の常識ですよ。」

元経済同友会副代表幹事・諸井虔氏
「あの頃、新しく株を公開する企業が多く、その場合、自分の周囲の社会的信用のある人達にあらかじめ株を持ってもらうというのが
常識のようになっていた。僕もある頃から頼まれていた。その株が結果として値上がりする。株というのは下がって損をすることもあるのだからね。
江副君から頼まれて持った。それだけのことで、危ないとか、やましいとかいう意識は全くなかった。江副君にも勿論なかったはず。」

こうした慣習を突然アウトと判定して、リクルート社長江副氏に拷問に等しい過酷な聴取を行い、虚偽の自供をさせたのが東京地検。
田原総一朗は「正義の罠 リクルート事件と自民党 二十年目の真実」という著書で「検察によって作られた犯罪」の事実を明かしている。

紀伊国屋書店HP
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