愛知県の大村秀章知事(60)に対する解職請求(リコール)運動が、佳境を迎えている。一部地域を除いて、署名活動が25日で終了するのだ。最終盤を前に、発起人である「高須クリニック」の高須克弥院長(75)が、夕刊フジの取材に応じた。

 「事実上の最終戦争。全精力を注ぎ込みます」

 高須院長はこう語った。全身がんで闘病中とは思えない力強さだ。

 今回のリコール運動は、税金を投入した昨年の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」で、大村知事が、昭和天皇の写真をバーナーで焼き、灰を足で踏みつけるような映像作品などの公開を認めた責任を問うものだ。

 高須院長は全身がんで闘病中だったが、「許せない」「愛知県の、県民の名誉をかけた戦い」として、8月末から署名活動がスタートされた。

 多くの賛同が寄せられる一方、専用ホームページのアクセス障害や事務局で盗聴器とみられる機器もみつかるなど“妨害工作”もあった。

 高須院長は「25日までに必要な署名数(約85万人分)を集めたい。日に日に街頭での署名集めは感触が良くなっている。署名の重みも感じている。25日以降も署名活動が続く一部自治体(=豊橋市や岡崎市など)は、大相撲横綱、白鵬の突き飛ばしのようにダメ押しにしたい」と語った。

 今週末の24、25日、高須院長は、名古屋市の河村たかし市長とともに最後の最後まで街頭で市民に訴える予定という。

夕刊フジ公式サイト 2020.10.23
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/201023/pol2010230007-n1.html

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