YTNラジオ(FM 94.5) [ファン・ボソンの出発新しい朝]
□放送日時:2020年10月28日(水曜日)
□出演者:保坂祐司・世宗(セジョン)大大洋ヒューマニティカレッジ教授

●アンカー(ファン・ボソン):世界貿易機構であるWTOの事務総長の座をめぐり韓国の兪明希(ユ・ミョンヒ)産業通商資源部通商交渉本部長とナイジェリアのオコンジョ・イウェアラ候補が正面対立した状況で日本に続きEUまでナイジェリア候補を支持するといっています。
今日はユ・ミョンヒ候補に反対する日本国内の動きに対して保坂祐司、世宗(セジョン)大大洋ヒューマニティカレッジ教授と話します。教授様こんにちは。
○保坂:はい、こんにちは。

●アンカー:まず日本は韓国のWTO輸出規制提訴後、事務総長候補、ユ・ミョンヒ本部長を牽制しているでしょう?
○保坂:はい、そうです。現在までユ・ミョンヒ本部長が日本との貿易紛争で常に先頭に立って日本を困らせた。日本はそのように見ていています。特に昨年、福島水産物問題で韓国がWTO審議で日本に勝ちましたね?そこにユ本部長が決定的な役割を果たした。そんなふうに日本は見ています。
しかも去る6月には輸出規制問題で韓国が日本をWTOに提訴したのでユ・ミョンヒ本部長が今回WTO事務総長になれば輸出規制問題で日本に不利になる。日本側の考えはこうだと見られます。

●アンカー:日本側に不利なのでユ・ミョンヒ本部長を牽制するように見られるのですが。米国はユ・ミョンヒ候補を支持しそうですか?
○保坂:はい、そうです。それで日本では事実上、米国が誰を支持するかということが非常に重要な問題です。特に相手候補が中国の支持を受けている状況で米国はユ・ミョンヒ本部長を支持するという話があって日本は米国の顔色を見るほかありません。
そのためにニュースでは日本政府がナイジェリア候補を支持する、このようにニュースは報道しましたが、日本政府自体はまだ明らかな態度に言及していません。米国が決める方向で日本も最後は行く可能性が十分にあります。

●アンカー:すると保坂教授はたった今おっしゃったように日本も米国と同じにユ・ミョンヒ候補を支持する可能性が高いと見ますか?
○保坂:はい、そうです。これはやはり米中葛藤の中でナイジェリア候補が中国の強い支持を受けています。これに対して米国は受け入れるのが非常に難しいでしょう。
米中葛藤の中、今回のWTO事務総長選挙の状況では日本は結局、米国の肩を持つ他ありません。それが米日同盟でもあり、米国のほとんどすべての方針に日本は同意してきたからです。結果的にはそうなると考えます。

●アンカー:すると中国に対抗する戦線、米国と日本。このような形で見てもかまわないでしょうか?
○保坂:はい。今回のWTO戦線でもそうなると見られます。

●アンカー:結局は日本も米国のようにユ・ミョンヒ候補を支持するだろう、このように予想されますね。
○保坂:はい。
(中略:EUがナイジェリア候補を支持するようだが?)

●アンカー:それで保坂教授はユ・ミョンヒ本部長がWTO事務総長に選出される可能性、確率はどの程度になると見ますか?
○保坂:60%程度ではないでしょうか。そのように見ています。それはやはり米国の方の支持が、そして米国の方のナイジェリア候補に対する反対、これが一つの前提になりますので。私が言えるのは60%以上あると。そのように考えます。
(後略:福島原発汚染水放流の展望)

ソース:YTNニュース(韓国語)[ファンボ善意出発新しい朝]保坂ユジ"日、米よってユ・ミョンヒ支持すること...
https://www.ytn.co.kr/_ln/0104_202010281052115713

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