【ソウル聯合ニュース】韓国産パブリカが7日から中国に輸出される。韓国農林畜産食品部は4日、対中輸出の開始を記念した行事を南西部の全羅北道・金堤で開いた。

 あいさつに立った同部の李在ケ(イ・ジェウク)次官は「中国という新たな市場が開かれることで、日本に偏っていたパブリカ輸出のリスクを分散させることができる。農家の所得増大にも寄与するだろう」と期待を示した。

 韓国政府は2007年に中国側と検疫に関する交渉に入り、19年11月に検疫要件についての取り決めを交わした。続いて中国の検疫官が韓国の現場で検疫を実施する予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大で入国が困難になった。リモートでの検疫を経て、輸出にこぎつけることができた。

 初回は1.7トン(340箱)を輸出する。今月7日に韓国・平沢港を出発し、翌日に中国・天津港に到着する予定だ。

 今後、週に1〜2トンのパブリカが中国の高級スーパーに供給される。

聯合ニュース 11/4(水) 14:05
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韓国の産地から輸出されるパプリカ。8月、試験的に中国に輸出した時の様子(農林畜産食品部提供)=(聯合ニュース)
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