2020年11月9日、韓国・聯合ニュースは、米大統領選挙でジョー・バイデン氏が勝利したことを受け、文在寅(ムン・ジェイン)大統領がトランプ大統領との「秩序ある別れ」に注力していると伝えた。

文大統領は同日、大統領府主宰の首席・補佐官会議で「これまでトランプ政権との間で成し遂げた大事な成果が次期政権にうまくつながり、さらに発展していけるよう最善を尽くす」と述べ、「トランプ政権と最後まで協力していく。トランプ政権の任期中にすべきことは先送りにせず、最大限成果を出せるよう努力する」と話した。

記事は「こうした発言は、米大統領の就任式が行われる来年1月までの約70日間、トランプ政権と残りの外交日程を遂行しなければならない点を考慮したもの」と説明している。また、「トップダウン式アプローチで2回の米朝首脳会談を成功させたトランプ大統領の努力を高く評価し、尊重するという意味も含まれている」と分析している。さらに、文大統領が前日、ツイッターでバイデン氏にお祝いの言葉を伝えた際に「当選」という表現を使わなかったことから、「絆の表れだ」との分析も出ていると伝えている。

そのため「トランプ大統領が正式に大統領選の敗北を認めるまで、韓国政府は祝電の発送やバイデン次期大統領との電話会談を行わないのではないか」との予想も出ているという。

これを受け、韓国のネット上では「紳士の品格を兼ね備えた文大統領。尊敬します」「さすが韓国の大統領。日本とは違う。日本はあれだけトランプ大統領にへつらってたくせに、今は非難している」など、文大統領の対応への称賛の声が寄せられている。

一方で「これで文大統領の北朝鮮との外交政策は完全に失敗だね」「米軍の撤退、朝鮮半島の共産化の夢が消えた」と文大統領の政策失敗を指摘する声や、「文大統領はこういう二股が得意なはず。いつも米国と中国の間で綱渡り外交をしているから」「トランプ大統領。文大統領は表と裏が違うから注意してください」と皮肉交じりの声も。

このほか、「他国の大統領の退陣に礼儀を尽くす?あきれた」「日本のときはあんなにたたいてたのに」と指摘する声も上がっている。
(翻訳・編集/松村)

2020/11/10 10:40レコードチャイナ
https://www.recordchina.co.jp/b851606-s0-c10-d0127.html

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