念のため書くけど、この「韓国・春川市の牛頭山がスサノオゆかりの地」と言い出したのは
韓国人じゃなくて戦前の日本人のほうだからな?
日本書紀がソースなんだよ。
 ・高天原にいたスサノオがグレて乱暴狼藉。姉貴(アマテラス)が怒って追放処分した。
 ・天下った先が新羅のソシモリ。だが「新羅は虫が好かん」と言って日本の出雲に再度引っ越した。
 ・そのあとの話が有名なヤマタノオロチ退治の伝説なの。
ふつうの神話物語本だと新羅に天下った部分が省略されてるので、知らない日本人が多いんよ。

このソシモリって地名を戦前の日朝の朝鮮語専門家たちが「牛の頭」の意味と特定。
スサノオが平安期以降に牛頭大王と同一視されていたこともあり、「もしかして元は朝鮮の神だった?」となった。
日韓併合時代には日朝同祖論が統治に都合がよかったため、伝承比定地探しを開始。
朝鮮には牛頭山という古地名を持つ場所が数か所あったが、検討の結果この春川市牛頭山が選ばれ神社が建てられた・・・という流れ。