2001年にJR新大久保駅で韓国人留学生の李秀賢(イ・スヒョン)さんが線路に落ちた日本人男性を助けようとして犠牲になった事件から20年を迎えた26日、韓国の丁世均(チョン・セギュン)首相がFacebookに「2国をつなごうとしていた故人の思いが叶うよう、日韓関係発展のため努力する」との決意をつづった。

丁首相は「故人の献身と犠牲は国境を越えて両国国民の心を動かした」「今年は新型コロナウイルスにより追悼行事が縮小されたが、義人を追悼する心に国境がないように感染病の蔓延も高貴な精神を止めることはできない」などとも述べた。

また、丁首相は李さんを追悼するためのウェブページの掲示板にも「あなたの犠牲は愛を咲かせる花の種だった」との文章を書きこんでいる。

これを見た韓国のネットユーザーからは「もう20年も過ぎたのか」「李さんの高貴な犠牲を一生忘れない」「一日も早く、韓国に愛の実が結ばれる日が来てほしい」「日本は良くも悪くも最も近い隣国だ。互いに仲良く過ごせるよう共に努力できたらいい」「やっと日韓和解ムードに突入するのか?文政権の対日姿勢が急変して不安な気持ちもあるが、応援する」「日韓の経済協力は両国のために持続的に強化していかなければならない。難しいけど絶対にあきらめないで」「みんなが平和な世界の中で生きられるよう、正義と平和とうそのない世界であることを願っている」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/堂本)



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