アメリカがいつ頃から日本の肩を持ち始めたかの記事はハンギョレにしては的確な分析ができている。
きっかけは、リーマンショックでアメリカが傾き始め、日本がIMFに1000億ドルの資金提供したり、唯一金融緩和せず通貨引き下げ競争を回避するなど世界金融に祖納間を見せた頃だったと思う。

リーマンショック後の鳩山政権において、米国の生意気なネオリベの年次要望書を蹴り、中国との等距離外交を始め出して米国の態度は変わってきた。
日本の輸出国トップが米国から中国に代わり、日本の莫大な対米貿易黒字という米国政府の恫喝のネタが消滅したのもちょうどこの頃だった。

2015年第2次大戦終戦70周年式典で、機を見るに敏な事大主義韓国の大統領が中共と並んで天安門に立ってから、米国は東アジア外交で日本に頼るようになってきた。
当時米中の覇権交代を見越した韓国の判断は正しかったと思うが、その後の中国のもたつきや日米豪印の連携で韓国は今見直しの時期に来ている。