韓国の漫画家ユン・ソインが、3・1運動(1919年3月1日、韓国で日本の植民地支配に対して行われた独立運動)の主催者を「日本巡査よりも残酷非道だ」と主張して議論となった。

極右的視点で何度も議論を呼んだユン氏は1日、自身のフェイスブックに1920年当時の「3・1運動2周年記念行事」の準備に関連する文書を紹介した後、この文書について「日本にとっては非暴力運動、私たち同士は暴力運動だ」と指摘した。

ユン氏はその理由として、準備文書の内容である

△熱心に参加しなければ主催者が家を燃やして全員殺す
△暗殺する
△万歳と叫ばなければ殺す
△もし学校を開校すれば先生は皆殺す

などという点を挙げた。

これについてユン氏は「日本の巡査よりも残酷非道な三一運動主催者」とし「私でも当時なら熱心に参加しただろう」と皮肉った。

ユン・ソインが紹介した準備文書は、3・1運動データベースで公開された3・1運動当時配布された文書・宣言の中のいくつかの内容である。

ユン・ソインは今年1月12日にも親日派の子孫と独立運動家の子孫の家比較しながら、「親日派の子孫が一生懸命に生きる間、独立運動家の子孫たちはいったい何をしていたのだろうか。知ってみると100年前も、いわゆる親日派は必死に暮らしていた人々であり、独立運動家たちは適当に暮らしていた人々ではなかったか」と言って大きな波紋を呼んだ。

非難が殺到しユン氏は同月18日、「表現が不足して誤解を招いた点、彼らに不快を与えた点を認めて謝罪申し上げる」と頭下げたが、激怒した光復会は249人の名前で2月25日、2億4900万ウォンにのぼる名誉毀損による慰謝料訴訟を提起した。


2021/03/02 08:24配信
https://s.wowkorea.jp/news/read/289952/