1987年8月14日
読売新聞


従軍慰安婦とは、旧日本軍が日中戦争と太平洋戦争下の戦場に設置した「陸軍娯楽所」で働いた女性のこと。

昭和13年から終戦の日までに、従事した女性は20万人とも30万人とも言われている。
「お国のためだ」と何をするかもわからないままにだまされ、半ば強制的に動員されたおとめらも多かった。

特に昭和17年以降「女子挺身隊」の名のもとに、日韓併合で無理やり日本人扱いをされていた
朝鮮半島の娘たちが、多数強制的に徴発されて戦場に送り込まれた。
彼女たちは、砲弾の飛び交う戦場の仮設小屋やざんごうの中で、一日に何十人もの将兵に体をまかせた。