【ソウル聯合ニュース】米調査会社ストラテジー・アナリティクス(SA)によると、韓国のサムスン電子は1〜3月期に次世代通信規格「5G」対応スマートフォン(スマホ)1700万台を出荷し、世界シェアは12.7%で4位だった。

 米アップルが出荷台数4040万台、世界シェア30.2%で首位だった。2位と3位は中国のOPPO(オッポ、2150万台・16.0%)とvivo(ビボ、1940万台・14.5%)だった。

 5G対応スマホの普及初期だった前年同期はサムスン電子が830万台を出荷しシェア34.5%で首位だったが、1年で4位に後退した。

 サムスン電子は、ギャラクシーSシリーズの発売を今年は例年より前倒しし、1月にフラッグシップスマホの新製品「ギャラクシーS21」を発売し、3月には手ごろな価格帯の「ギャラクシーA」シリーズからも5G対応スマホを発売したが、アップルのiPhone(アイフォーン)の人気や中国での微々たる影響力を克服できなかったとみられる。

 SAはアップル初の5G対応スマホ「iPhone12」が新たなデザイン、競争力のある価格政策で中国、欧州、米国で大きな人気を得ているとし、華為技術(ファーウェイ)の後退後、中国内での5Gスマホの需要をOPPO、vivo、小米(シャオミ)が分け合ったとの見方を示した。

 OPPOは前年同期(170万台)に比べ出荷台数が1165%増えた。vivoは646%増、小米も564%増だったが、サムスン電子は105%増にとどまった。

 一方、1〜3月期の世界の5G対応スマホの出荷台数は1億3390万台で、前年同期(2400万台)に比べ456%増加した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e38c91fb1a575c26a1bf60bd7ea4a1c708aaca59
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