中国で、またも有名女優による脱税疑惑が浮上しています。手口が似ていることから「第2のファン・ビンビン騒動」こう呼ばれています。

 脱税疑惑。渦中の人は中国を代表する有名女優、ジェン・シュアンさん。テレビドラマ出演の際、二重契約書を作り脱税したとの疑惑が持たれています。その契約の舞台となったのが香港の代表的映画をリメイクしたドラマ。

 ファン・ビンビンさんの巨額脱税事件。2018年、4カ月以上も消息不明になり世間を騒がせる事態に。ハリウッド映画に出演するなど世界的に知られていたファン・ビンビンさんも二重契約による手口で約23億円を脱税。約146億円の支払いを命じられました。

 今回の脱税疑惑の当事者、ジェン・シュアンさん。マドリードで行われた国際的な環境会議では黒いスーツを身にまとい颯爽(さっそう)と歩き、しかも国を代表してスピーチも。

 中国メディアによりますと、今回の脱税を暴露したのは元交際相手の男性。今年1月、その男性とあるトラブルが。高級ファッションブランド「プラダ」が契約解除に至るほどの騒動でした。

 ジェンさんはアメリカで代理母に依頼し2人の子どもが生まれました。しかし、脱税を暴露した当時、交際中だった男性と子どもが生まれる前に破局。すると、ジェンさんの「子どもをあげる」などとした発言が中国のSNS上に流出。批判が殺到しました。

 中国では代理出産が禁止されていて、当局からも法の抜け穴を利用したと非難されました。

 この騒動から半年も経たないなかでの脱税疑惑。

 暴露した元交際相手の資料によりますと、ジェンさんが不正に契約した金額は日本円にして30億円近くに上るとみられています。

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