(台北中央社)外交部(外務省)と衛生福利部(保健省)疾病管制署は18日、米国、日本、英国、オーストラリアが台湾に置く窓口機関と新型コロナウイルスのワクチン接種に関するワークショップをオンラインで開催した。外交部が19日に公表した報道資料によれば、36カ国から135人の政府関係者や専門家が参加し、意見を交わした。

台湾や各国との連携強化を目指し、米国や日本などが参加する「グローバル協力訓練枠組み(GCTF)」に基づくイベント。新型コロナに関連するテーマでの開催は6回目となった。

あいさつした呉サ燮(ごしょうしょう)外交部長(外相)は、台湾内で感染が広がっていることに触れた上で、他国のワクチンの接種戦略について学ぶ機会が得られたとし、台湾の経験も共有できると語った。また中国の圧力を念頭に、国際社会で責任を持つ一員として政治的な挑戦の克服に引き続き努めると述べ、公衆衛生の向上に貢献していく姿勢を示した。

(鍾佑貞/編集:楊千慧)

中央社フォーカス台湾 2021/05/19 18:33
https://japan.cna.com.tw/news/apol/202105190008.aspx

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ワークショップに参加する呉外交部長(左上)ら=同部提供