各国の安全度を順位付けした、2020年版の「世界平和度指数」で、日本は世界第9位だった。これは経済平和研究所の調べによるもので、1位は12年間変わらずアイスランドが選ばれ、アジアからは日本のほかシンガポールがトップ10に入っていたという。

 中国の動画サイト・騰訊視頻はこのほど、日本の治安の良さは世界トップクラスなのは間違いなく、世界に誇るべき「成果」であると強調しつつ、「日本の治安が良い理由」を分析する動画を配信した。

 この動画では、国の人口は本来、少ないほうが犯罪を抑制しやすいはずなのに、日本は1億2500万人以上の人口を抱えながらも良好な治安を維持できていると指摘し、日本は「不思議なくらい治安が良い」と紹介。他の先進国に比べても、日本社会は安定していて、犯罪件数も非常に少ないのは「争いようのない事実」だと強調した。

 続けて、日本の治安が良い理由として、「日本国民が良質な教育を受けていること」、「日本人が勤勉で、楽して稼ごうなどと安易に犯罪に走ろうとしない国民性であること」、「個人間でも地域間でも格差が比較的小さいこと」といった要因を挙げた。

 さらに、人種や文化の多様性に富む米国に比べると、日本社会は多様性が乏しく、個人よりも集団が重視されてきたと指摘し、ルール違反の行動を取れば集団から追放されるという文化的要因も、日本の治安の良さにつながっていることを強調している。

 「世界平和度指数」の調査でも、日本が高く評価された理由は、殺人発生率の低さや銃の購入が難しいことにあったという。この治安の良さを、これからも維持していきたいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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