東京の新規感染者、8日連続で前週より増加
東京都知事は入院

 2020東京五輪の開会式まで1か月を切っているにもかかわらず、東京地域の新型コロナウイルスの新規感染者があまり減少していないことが分かった。

 NHKが28日に報じたところによると、日曜日(27日)の新型コロナ新規感染者は日本全域で1283人だったことが分かった。前週の日曜日(1307人)とほぼ同じ水準だ。

 五輪開催地の東京では、新規感染者が386人だった。前週の日曜日(376人)より増えており、東京の新規感染者数は8日連続で1週間前の感染者数を上回った。

 東京は今月21日から、防疫の最高段階である「緊急事態宣言」より1段階低い「まん延防止等重点措置」が適用されている。それ以降、繁華街の流動人口も急増しており、今後さらに感染者が増加する可能性も指摘されている。

 さらに、感染力が従来のウイルスよりも強い変異株「デルタ株」の感染が拡大する兆しも見えている。28日付の毎日新聞によると、今月14−20日、東京都内の新規感染者へのPCR検査で8.2%がデルタ株に感染していたことが分かった。毎日新聞は「東京をはじめ埼玉、千葉など首都圏で新規感染者数が再び増加する兆しが見える」として「まん延防止等重点措置の解除は困難になるかもしれない」と報じた。

 東京五輪組織委員会は、来月23日の開幕時にはまん延防止等重点措置が解除されていることを前提に、競技会場に最大1万人(定員の50%)の観客を入れることを許容した状態だ。

 一方、東京都の防疫措置と五輪開催に関する業務を担う小池百合子知事は、22日夜から入院し、全ての公務から外れている。表向きの理由は過労だが、東京都議会議員選挙と東京五輪を目前に控え、入院した背景をめぐってさまざまな憶測が流れている。

チェ・ウンギョン記者

チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版 記事入力 : 2021/06/28 22:07
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/06/28/2021062880186.html