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■現代重工業・大宇造船海洋が『激突』

来年に予定された海軍の軽空母基本設計事業の参加競争は現代重工業と大宇造船海洋の一騎打ちで展開されている。2つの会社は最近釜山BEXCOで開かれた国際海洋防衛産業展(MADEX 2021)に参加して、韓国型軽空母の模型を公開して広報に集中した。

先に現代重工業が公開した軽空母は長さ270m、幅60m、3万トンクラスで海軍が提示した軽空母の基準と比べて飛行甲板の幅を約30%拡張して、スキージャンプ台を新たに適用するなど航空機の運用能力を向上させた。このスキージャンプ台はイギリスの中型空母であるクイーンエリザベス艦の特徴だ。英防衛産業企業『バブコック』と協力して設計しただけに、それから影響を受けたという評価だ。現代重工業によれば、これまで一体型だった艦橋・統制塔を2個に分離して、飛行甲板の運用能力・流動分布を改善して、無人航空機や無人艦艇(水上・潜水艇)を搭載するなど最新技術も適用した。ナム・サンフン現代重工業特殊船事業本部長は「最新のスマート艦艇と無人化技術を適用して、未来戦場に対応することができる艦艇を準備するつもりだ」としながら「特に大韓民国の旗艦を造るという覚悟で韓国型軽空母の開発に力量を集中する」と話した。

大宇造船海洋の軽空母は長さ253m、幅47m、4万5000トン(満載)で海軍の要求条件を充足させて、艦艇の大きさを圧縮して運用費を削減できるようにしたことが特徴だ。2015〜2016年に海軍と共に空母建造の可能性検討を遂行して、今年初めに海軍が軽空母導入の方針を明らかにすると独自的に概念設計を進行している。最近では3万トン級軽空母建造の経験があるイタリア・フィンカンティエリ造船所と技術協力の研究用役契約を締結したりもした。飛行甲板の設計などの核心技術や艦載機の運用などで集中的な技術協力を進行する計画というのが大宇造船海洋側の説明だ。ユ・スジュン大宇造船海洋特殊船事業本部長は「大韓民国海軍最大の話題である韓国型軽空母事業を通じて、海軍で必要とする最強の軽空母を建造することができるように最善を尽くす」と抱負を明らかにした。