0001右大臣・大ちゃん之弼 ★ Let it be です
2021/08/17(火) 23:50:39.02ID:CAP_USERアフガンからの米軍撤収は不信と失望によることだ。米国は2001年以降アフガン戦争と再建に2兆ドル以上をつぎ込んだ。米国の財政が揺れるほどだった。2014年からはアフガンに自己防衛力を持たせるためにアフガニスタン治安部隊(ANDSF)の育成に国防費(50億〜60億ドル)の75%を米国が負担した。米政府はANDSFがタリバンの兵力よりはるかに優勢だと勘違いしていた。ところが、虚像だった。ANDSFの兵力は数字だけのもので、実際はほとんどないことが分かった。米国がアフガンに支援した多くの財源は再建でなく、官僚と軍幹部のポケットに入った。米軍が撤収してからアフガン政府軍は戦闘の意志もなかった。タリバンとまともな戦闘もできず降参した。米国がアフガンに莫大な費用を投じても撤収を決めた背景は、いくら助けても成果がない「底の抜けた瓶に水を注ぐようなこと」という事実に一歩遅れて気付いたからだ。このようなアフガンの状況は1973年ベトナムから米軍が撤収した時と似ている。当時、ベトナムの政府も腐敗し、政治的にも分裂していた。
アフガン事態は他人事でない。まず、強い軍隊を維持するのが重要だ。最近、空軍と海軍で相次ぎ起きたセクハラ事件や警戒の失敗、韓米合同演習の縮小などをみると懸念せざるを得ない。軍隊の命とされる軍規が崩れれば、アフガンのようになる。しかも、北朝鮮は核兵器とミサイルを継続して増やしている。韓米同盟がどれくらい重要なのかも米軍が撤収したアフガンの運命から如実にあらわれた。最近、北朝鮮の金与正(キム・ヨジョン)労働党副部長が直接在韓米軍の撤収を求めたではないか。韓米同盟は韓半島(朝鮮半島)の安全保障の柱だ。政府と軍はアフガン事態を他山の石にして韓米同盟の強化と強軍維持に全力を尽くしてほしい。国が分裂して安保が崩れれば、何も役に立たない。アフガンに残っている在アフガン韓国人や外交官らの安全な帰国にも全力を注いでほしい。
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版 2021.08.17 10:39
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