韓国政府は、25日の新型コロナウイルスによる死者が今年最多の20人になったと明らかにした。
過去最悪となる現在の感染局面が始まった7月以降、重症患者は2倍以上に増加している。

死亡率は1%未満と引き続き低く、医療体制の重大な逼迫もまだ報告されていないが、
政府は重症患者向けに集中治療室(ICU)の病床確保に動いている。

重篤・重症患者は25日時点で425人と、第4波が始まった7月7日時点の155人を大きく上回った。
保健省によると、国内の新型コロナ向けのICU病床は833床。24日時点で250床の空き病床がある。

韓国では26日、18─49歳のワクチン接種が始まった。
9月までに人口の70%が少なくとも1回のワクチン接種を受け、50%が接種を終えるという目標を掲げている。


ワクチン接種は2月から始まったが、供給不足と出荷の遅れが進展を阻む要因になっている。

少なくとも1回のワクチン接種を受けた人は人口の52.7%、接種を完了した人は26%にとどまっている。
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-southkorea-idJPKBN2FR09T