【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長は15日、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射実験を視察した際に「ミサイル戦力の増強こそ北の挑発に対する確実な抑止力」と述べたことを非難し、南北関係を完全に破壊しかねないと警告した。

 また「大統領までが出てきて(われわれを)けなすなら、仕方なく相応の行動を取らざるを得ず、そうなれば北南(南北)関係は完全に破壊に至るだろう」と警告した。

 ただ金与正氏は「われわれはそれ(破壊)を望んでいない」とし、「どんな言動も深思熟考すべきだ」とややトーンを弱めた。

 この日、韓国は独自開発したSLBMの潜水艦からの発射実験に初めて成功。SLBMの潜水艦発射実験の成功は世界で7番目となる。

 北朝鮮は文大統領の発言からわずか約4時間後に金与正氏が非難談話を出しており、韓国の発射実験成功に神経をとがらせている様子がうかがえる。

聯合ニュース 2021.09.15 23:35
https://m-jp.yna.co.kr/view/AJP20210915005400882?section=nk/index

関連記事
【聯合ニュース】韓国 独自開発のSLBM発射実験に成功=世界7番目[9/15]
https://m-jp.yna.co.kr/view/AJP20210915003100882?section=politics/index