中国で旭日旗ステッカーを貼って公道を走行した自動車の運転手が摘発されて大きな波紋を呼んでいる。

 韓国紙「ソウル新聞」は中国で起きたある事件を大々的に特集した。

「日本の帝国主義を象徴する旭日旗を付けて道路を疾走した車両が摘発された。中国の遼寧省盤錦市公安局は最近、日の丸と旭日旗のステッカーを車両の外側に貼ったまま道路を疾走した疑いで運転手を逮捕した。拘留15日のうえ、罰金1000元(約1万7200円)を課したことを明らかにした」と、旭日旗のステッカーを貼った自動車で公道を走行したとして逮捕者が出た。

 逮捕された運転手には「歴史教育と関連法規の教育映像を100時間視聴させる方針」が決定。運転手は釈放された際に「旭日旗が14億人の中国人たちに侮辱的な意味を込めているとは、これまで知らなかった。中国人と過去に祖国のために殉教した方々の犠牲に対する悪口と捉えられることを行ったと悔いている。すべての中国人に謝罪する」と涙ながらに謝罪した。

 中国のみならず韓国メディアが今回の一件を取り上げたのは現地で旭日旗ブーム≠ェ起きていることが背景にある。

「問題は最近、中国各地で旭日旗など日本帝国主義を象徴するシールを貼ったまま道路上を走る車が目立つという点だ。問題は激化する様相だ」と同紙は指摘。中国で旭日旗のデザインが一般に普及していることを危険視≠オた。

 中国側も来年2月の北京五輪を前に、旭日旗ブームに警戒を強めており、今回の逮捕は見せしめの狙いもありそうだ。

 中韓で旭日旗狩り≠フ動きが高まりそうだ。

東スポ 2021年10月03日 18時15分
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