日本のTVドラマに出ている役者は勝ち組。
ガイジを実写化したとして、監督、役者など、全員が高額所得者ばかり。
それじゃカイジの、本物の底辺の苦しさは描けない。
年収1000万円プレイヤー同士じゃ、完全の想像の外だよ。
金持ちの考えたハリボテにしか見えないんだ。

韓国もハリウッドも、「映画を一本当ててそれでのし上がってやろう」という
ハングリー精神の溢れたやつがいくらでもいる。
そういう底辺の、ギラギラした本物の欲望、本物の貧困が作品から感じとれる
かどうか、それが大きい。

逆説的だが、日本のアニメ業界も低賃金によるハングリー精神にだけは
不自由していない。
だから世界で戦える質の高いものが生み出せている。