【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は9日の閣議で、「任期まで正確に6カ月残った」として、「最後まで民生に専念し、完全な回復のため最善を尽くす」と述べた。

 文大統領の任期は来年5月9日までだ。

 文大統領は「日常回復を始めて再び困難に陥る国が多いが、われわれは後ずさりすることなく完全な日常回復へ進むよう状況管理に最善を尽くす」と述べ、残り任期の6カ月間、新型コロナウイルスの防疫と経済回復に努める考えを示した。

 また、「コロナと共存する日常は以前とはまったく違う日常だ」として、「防疫とワクチン、経済と民生が調和するようさらに節制し、責任を全うしなければならない」と強調した。

 7泊9日の日程で欧州を歴訪した結果に関しては、「成果が少なくなかった」とし、「格上げされた韓国の地位を実感し、朝鮮半島平和に対する国際社会の支持も改めて確認した」と説明。「世界の首脳たちはわれわれの模範的な防疫と経済回復、文化分野での成功、温室効果ガス削減目標(NDC)の引き上げなど気候危機克服への意志、先進国と開発途上国の橋渡しとしての役割を高く評価した」と伝えた。

 また、ハンガリー、ポーランド、チェコ、スロバキアの東欧4カ国(V4)との経済協力の幅を大きく広げたと紹介した。

 その上で、「多くの国がわれわれの成功を知りたがり、協力を希望した。われわれはいつの間にか世界が認め、うらやむ国になった」とし、「急変する大転換の時期に合わせ国の未来を準備し、先進国として国際社会に対する責任を高める」と強調した。


聯合ニュース 2021.11.09 11:25
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閣議で発言する文大統領=9日、ソウル(聯合ニュース)