0001昆虫図鑑 ★
2021/11/17(水) 07:55:09.16ID:CAP_USER大連市政府によると、11月4〜15日に約270人の市中感染者が確認された。感染を完全に抑え込もうとする「ゼロコロナ」政策をとる中国にとっては非常に大きな規模で、感染力が強いデルタ型が拡大の原因という。
人口約74万人の荘河地区で4日、冷凍倉庫の作業員に最初の感染者が出た。同地区では外部との交通を遮断し、住民の出入りを禁止した。市政府によると同地区には約100の水産加工工場があり「生産はすべて止まった」(水産会社幹部)。
感染者が出た地区の住民には、市政府によって隔離生活が強いられる。中国国営中央テレビ(CCTV)によると、大連では15日時点で約2万2000人が隔離中だ。隔離施設は198カ所にのぼり、複数のホテルが転用されている。「ホテル内にオフィスをもつ日系企業の社員は入室を禁じられ、自宅勤務となった」(30代の日本人駐在員)
「感染者が1人見つかった小学校では約700人の生徒と、その両親の全員がホテルでの隔離となった」(隔離中の40代中国人女性)。自宅隔離中の自営業女性、江さん(34)も「子供のおもちゃを買いに行けない」と不満を語った。
全市民は政府の指示で3〜4回のPCR検査を義務付けられた。市内では臨時のPCR検査場に長蛇の列がみられる。「毎回並ぶのに2〜4時間かかる。とても寒い」(30代中国人男性)。一方で「感染を防ぐために厳しい手法は仕方がない」と評価する声もあがる。ゼロコロナ政策を続ける中国で、自由を制限する強権体制は今後も続きそうだ。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM167DD0W1A111C2000000/