韓国フィギュアスケート界で、北京五輪代表の4大陸選手権の出場を巡り大騒動が勃発している。

 韓国メディア「ニュース1」は「北京冬季五輪に出場するフィギュアスケート代表のチャ・ジュンファン、イ・シヒョン、ユ・ヨン、キム・イェリムが国際スケート連盟(ISU)の4大陸選手権に出場する。しかし、今回の大会に北京五輪の出場選手が参加することに懸念の声が多い」と北京五輪代表が4大陸選手権にも出場することに対して韓国内で批判が渦巻いていると報じた。

 その理由はこうだ。「オリンピックが目の前の状況で、時差が大きいエストニアで行われる大会に参加することが選手たちの体調管理に悪影響を及ぼす可能性があるという懸念だ。また、帰国後も防疫の指針上、少なくとも5日は自己隔離をしなければならない。5日間孤立した生活をした後、6日目からは同一集団(コホート)の隔離状態で訓練をしたり、外部の接触なしで個人訓練が行われる」とコンディション維持や練習の制限などで調整が困難との見解だ。 「また、競技中に選手がけがをした場合、オリンピックまでの回復期間が短く、北京で通常の試合を期待するのは難しいかもしれません」と負傷のリスクも大きい。

 こうした点から「フィギュアスケート強国である米国や日本は2級選手≠派遣する。北京で男子シングルトップを争うと予想される羽生結弦(日本)やネイサン・チェン(米国)などは不参加でオリンピックに集中する計画だ」と同メディアは通常は掛け持ちはしないと指摘。同国のスケート関係者も「ほとんどの外国選手たちはオリンピックに焦点を合わせて体調を仕上げている。しかし韓国は、オリンピックを控えて国際大会に出場しなければならない。体調管理が気になる」と心配する声が上がっているという。

  「さらに懸念されるのは、新型コロナウイルスの確認である。大会に参加すれば大会関係者、メディアなど数多くの人々と接触して感染する可能性が高くなる。コロナになればオリンピック出場も消える」とリスクは尽きない。韓国フィギュア界が揺れている。

1/18(火) 16:45配信 記事元 東スポ
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b1104b1c2b81cfaeb33d7f0db16dfea55f32ed0