北朝鮮は、「アメリカの敵視政策と軍事的脅威が、危険なラインに達した」として、核実験などの再開を示唆した。

20日朝の労働新聞は、朝鮮労働党の政治局会議が19日、金正恩(キム・ジョンウン)総書記が出席し、開かれたと報じた。

会議では、米韓合同軍事演習の継続などをあげ、アメリカに対し、「これ以上黙認できない危険なラインに達した」として、
「長期的な対決に向けて実際の行動に移る」方針を決定したとしている。

そのうえで、「暫定的に中止していた全ての活動」の再開を検討するよう指示したと伝えていて、
2018年の米朝首脳会談前に中止を表明していた、ICBM(大陸間弾道ミサイル)の発射実験や核実験の再開を示唆した。

1月に制裁強化を発表したバイデン政権を、強くけん制する狙いがあるとみられる。
https://www.fnn.jp/articles/-/302242