韓国の日本ビールの輸入額は去年、小幅増えたものの、3年前の日本製品の不買運動以前と比べるとわずか9%にとどまっています。
関税庁と酒類業界が24日に発表したまとめによりますと、去年の日本ビールの輸入額は687万5000ドルで、前の年に比べて21.3%増えました。

日本ビールの輸入額は2018年に7830万ドルとピークとなってから2019年に3975万6000ドルに急減したのに続き、2020年には566万8000ドルまで減っています。
去年の日本ビールの輸入額は小幅増えましたが、2018年に比べると91.2%も減っています。

日本政府が2019年8月に韓国に対する輸出管理を強化したことで、韓国でビールなど日本製品に対する不買運動が起こった影響が続いているためとみられます。

アサヒ、サッポロ、キリンなどの日本ビールは2018年は輸入額1位でしたが、去年は9位まで順位を下げています。

去年の輸入ビールの原産地をみると、1位はハイネケンの生産国のオランダで、4343万2000ドルに上っています。
次いで、中国、ベルギー、ポーランド、アメリカ、アイルランド、ドイツ、チェコ、日本の順でした。

一方、去年の韓国ビールの日本への輸出額は668万5000ドルと、前の年に比べて3.9倍に増え、2011年以降で最も多くなっています。

ビールの韓日の貿易収支は19万ドルの赤字で、2006年以来最も小さい赤字幅となりました。
http://world.kbs.co.kr/service/news_view.htm?lang=j&;Seq_Code=81248

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